第3位
柔道部物語
作者:小林まこと
連載誌:週刊ヤングマガジン【講談社】
巻数:全131巻~(957話~)
掲載期間:1985年 ~1991年
第3位に推したのは、「柔道部物語」です。
小林まこと先生らしく、随所にギャグマンガっぽい、コメディタッチのエッセンスが敷き詰められていますが、実際は本格柔道マンガといってよい作品です。
とにかく全国大会を目指す、部活動のリアル感ってか臨場感がすごい。
自分も、中学生の頃は剣道部に入ってましたが、確かにこんな雰囲気の、こんな緊張感の中で戦っていたような記憶があります。
今まで何の経験もなく、素人丸出しの1年生が、徐々に素質を開花させて耳目を集めていくくだり、先輩と後輩の関係性やら、団体戦は力のある後輩と組んで出場するなど、
「あった、あった、こんなの」
って感じで、全力でストーリーの中に溶け込んでいきました。
終盤、ライバル西野との闘いでは、2年次に負けて、最終学年で雪辱を果たす、という展開も、
(自分にはなかったものですが)
読み終えて、
「あぁ、面白かった」って本心から思えるマンガでした。
ラブストーリーはありませんから、そちらを期待するとがっかりするかもしれませんけど、柔道の試合における、迫力ある構図やスピード感あふれるタッチなど、
見どころ溢れる作品です。是非一読をお勧めしたいです。
第2位
ガラスの仮面
作者:美内すずえ
連載誌:花とゆめ【白泉社】
〃 :別冊・花とゆめ【 〃 】
巻数:既刊49巻~
掲載期間:1975年12月5日 ~
累計発行部数:5,000万部(2021年3月時点)
いきなり、少女漫画ですが。
実は、自分も最後まで読破していなくて。。
、、、って、まだ未完なんですね。(知らなかった~)
このマンガを知ったのは、同級生の女の子から、
「絶対面白いから、読んでみて」って、単行本を渡されたのが、きっかけでした。
番組で大久保さんも言ってましたけど、
目が顔の半分くらいを占めるような女の子や、面長で切れ目、まつ毛の長いイケメンが苦手で、とかく少女漫画を敬遠してた自分も、
「これは面白い!」
って、本当に夢中になって読んでました。
以来、新刊が出れば読破して、って感じで愛読していたんですが、とにかく数年単位の長期休載があったりして、次第に手が遠のいてしまった、ってのが実態です。
ただ、前半部分、まだ主人公(北島マヤ)が駆け出しのころのお話は、本当に面白いです。
演劇における底知れぬ才能を持つマヤが、大女優の月影先生に見いだされ、自分とは境遇の全く異なる天才少女、姫川亜弓と、『紅天女』主演の座を競って成長していく姿を描くストーリー。
「戦い」以外のマンガで、ここまで自分が熱く、夢中になれるマンガなんて、他に知らないってくらいのおすすめです。
あえて言うなら、50年近く前のお話なので、時代考証というか、その辺がついていけるか、ってのがちょっと心配ですけど。
白目になっちゃうんですよねぇ。。
第1位
めぞん一刻
作者:高橋留美子
連載誌:ビッグコミックスピリッツ【小学館】
巻数:全15巻(161話~)
掲載期間:1980年 ~1987年
累計発行部数:2,500万部(2007年5月時点)
第1位は、「めぞん一刻」です。
これはまぁ、ラブストーリーですな。
高橋先生らしく、かなりギャグマンガっぽくはありますが。
なぜ、これを1位にしたかっていうと、ストーリーはもちろん、キャラクターが本当に個性的で、魅力的で、生き生きしてて、一番好きだったからです。
五代君や音無さんの主人公二人だけでなく、一刻館の住人の一ノ瀬のおばさん、四谷さん、朱美さん。
飼い犬の惣一郎さんに、五代君のライバルの三鷹さん。
連載時じゃなくて、単行本として読んだんですが、
自分の学生時代の姿と重ねて、妙に懐かしくセンチメンタルになったり、笑えて、ハッピーエンドで終わって、みんなが幸せになれる、そんなマンガです。
ガンガン読み進めていく、って、そんな作品ではないんですが、とにかくあらゆる面で心に残る、いつまでも忘れられないラブストーリーです。
幸せな気分に浸りたい人には、絶対におすすめです。
まとめ
今回は、条件として番組で紹介された作品、しかもセリフだけのちょい出しではなく、しっかりと推された作品の中から、自分の主観で選ばせていただきました。
ただ、『NARUTO-ナルトー』とか微妙だったんで、どうしようか迷ったんですが、今回は対象外とさせていただいてます。
また、『スラムダンク』や、今回話題に出なかったですけど、『ドラゴンボール』や『デス・ノート』なども、もし挙がっていれば、ランクイン間違いなし、といった作品もありました。
ただまぁ個人的には、下記の作品は、おすすめであることは間違いありません。
時間さえあれば、ゆっくりと再読したいとさえ思うものばかり。
メジャーなものばかりですので、少ないとは思いますが、もし読んでいない作品があるなら、一読をお勧めいたします。
第6位 BLEACH(ブリーチ)
第5位 幽☆遊☆白書
第4位 ジョジョの奇妙な冒険
第3位 柔道部物語
第2位 ガラスの仮面
第1位 めぞん一刻
おまけ
がんばれ元気
これ、気づいた人もいると思いますが、画像の男の人は三島英司じゃなくて、チャンピオンの関拳児ですよね。
こっちが本物。
選外としましたが、「がんばれ元気」も名作ですよ~。
コメント