TBS「中居正広の金スマSP」に、三谷幸喜さん、長澤まさみさん、西島秀俊さん、遠藤憲一さんらと共に、松坂桃李さんが登場!
松坂さんといえば、俳優デビューは「侍戦隊シンケンジャー」!
自分は子供が見ていた「特捜戦隊デカレンジャー」派なのですが、以降の戦隊ものも、見てはいませんでしたが、何となくチェックはしていました。
シンケンジャーは、戦隊ものには珍しく、和風の装い、いで立ちで、刀を武器にするなど、「仮面の忍者・赤影」ばりの雰囲気が印象的で、
デカレンジャーとか、その後のマジレンジャー、ボウケンジャー以外だと一番記憶に残っているかもしれません。
しかし、放映からすでに15年も経っているんですね。
20歳でシンケンレッドを演じていた松坂さんも、もう35歳。
今や押しも押されぬ日本のトップスターとして、大活躍されていますが、他の出演者だった皆さんはどうされているんでしょうか。
いろいろ興味も尽きませんが、
今回は、毎年キャラクターを変えて放映されるスーパー戦隊ものが、それぞれ一体どのくらいの人気だったのか、
バンダイの玩具売り上げが、各年度ごとに発表されていますので、取り敢えず21世紀版をランキング形式でご紹介していきたいと思います。
スーパー戦隊・玩具売り上げランキング
第10位
轟轟戦隊ボウケンジャー・101億円
出典:Hulu
第30作記念作品として、2006年から放送された「轟轟(ごうごう)戦隊ボウケンジャー」。
「冒険」をモチーフに、古代の秘宝「プレシャス」の探索と保護を任務とした、スーパー戦隊。
プレジャスを奪い、その力で悪事をたくらむ「ネガティブシンジケート」たちとの戦いを描いた作品です。
おバカっぽさがなくなったレッドに、ちょっと不満。
「乗り物」がもう一つのモチーフであることから、「車」がたくさん使われているる「轟」の文字を採用した、とのこと。
でも、普通の人でさえ、なかなか読めないですよねぇ。
第9位
侍戦隊シンケンジャー・105億円
出典:FOD-フジテレビ
いきなり、ここに出てきました。
2009年から放送された、松坂さんの俳優デビュー作。
従来の「忍者」ではなく、「侍」をモチーフとした作品。全体的に、シリアスなストーリー展開や重たい設定、伏線回収など、どちらかというとギャグ的な要素が影を潜めた、ちょっと大人向けの作品と言えるのではないでしょうか。
個人的には、殺陣とか、侍のイメージはとてもかっこよくて良いんだけど、「漢字」をもじったヘルメット、顔のデザインは
「・・・・。」
分かるけど。
何ていうか。。
もう少し、なんとかならんのか、
って感じでした。。。
第8位
魔法戦隊マジジャー・108億円
出典:FOD-フジテレビ
「デカレンジャー」を次いで、2005年から放映された、「魔法」をモチーフに描かれた作品。
当初、子供の影響で「デカレンジャー」びいきになっていた自分には、拒否反応が強く、テレビがついていても、あまり真剣に見る気になれませんでした。
しかも、全員が兄弟姉妹という設定が、
せっかく、年頃の男女が出ているのに、感情移入しやすい、メンバー間の恋愛模様的な展開はないの?って不満が交錯し。
自分の中で
「ないな。」
ってなりました。
第7位
列車戦隊トッキュウジャー・113億円
出典:FOD-フジテレビ
2014年から放映された、前代未聞「鉄道」をモチーフに描かれた作品。
確かに新幹線とか、「夢の超トッキュウ」とか呼ばれて、憧れた時代もありましたが、およそ敵と戦うとかあり得ないし、
設定自体に無理があるんじゃね?
って思ってましたが、
斬新さを含めて、やっぱり「鉄道」ってなると裏にマニアの存在があるんでしょうか。
スーツも、ロボも、ちっともかっこいいと思えないのに(すみません)、
玩具は結構売れています。
2014年10月には、「親子で鉄道について考える、良い機会を作っている」という理由から、第13回日本鉄道賞の特別賞を受賞しています。
第6位
特捜戦隊デカレンジャー・116億円
出典:FOD-フジテレビ
2004年から始まった、宇宙警察がモチーフのデカレンジャー。
初代のゴレンジャーから始まって、それまでスーパー戦隊ものなんて、見たことがなかったんですが、幼い子供が見ていたのを、ついつい後ろから眺めているうちに、好きになってしまいました。
といっても、全話コンプリートした訳ではなく、ストーリーも全て把握しているってこともないのですが、とにかく自分にとっては
唯一知っているスーパー戦隊であり、
かつてファンだった石野真子さんが出ていたり、
ただの犬なのに、デカレンジャーの隊長であるデカマスターがメチャメチャかっこよかったりと、
とにかくファンになる要素満載のドラマでした。
出演俳優さんが、他のドラマに出てたりすると応援したくなりましたし、「SPD」とか、子供が持ってたおもちゃを、ひそかにいじって、悦に入っていたのも、良い思い出です。
第5位
炎神戦隊ゴーオンジャー・120億円
出典:U-Watch
2008年からの放映となった「ゴーオンジャー」は、「シンケンジャー」の前作となる、スーパー戦隊32番目の作品。
「炎神」とは、意思を持ち、言葉を話す、乗り物型の機会生命体という設定です。殆ど内容的に承知していませんが、乗り物型の生命体って、子供心を揺さぶられるんですよね。
言葉は放さなかったけど、「新造人間キャシャーン」の相棒フレンダーとか、
機械じゃなかったけど、マグマ大使(のガム少年)とか、むしろ主人公よりもかっこよかったり、おもちゃとして欲しかったりしたもんでした。
玩具が売れるのも分かるような気が。。
ちなみに、このゴーオンジャーでは、「黒」が復活してるんですね。
あと、ゴーオンイエローは、今も女優・グラビアアイドルとして大活躍の、逢沢りなさんが務めています。
第3位
実は、第3位は同額で二作品が並んでいます。
海賊戦隊ゴーカイジャー・130億円
出典:FOD-フジテレビ
爆竜戦隊アバレンジャー・130億円
出典:FOD-フジテレビ
「ゴーカイジャー」は2011年から、「アバレンジャー」は、「デカレンジャー」の前作ですので、2003年の放送開始です。
「ゴーカイジャー」は、襟付きのスーツがかっこよかったですよね。「海賊」をモチーフにして、過去の戦隊ヒーローに変身できるという設定は、斬新で、「レンジャーキーシリーズ」とかいう玩具の、バカ売れにつながったとか。
視聴率も良く、人気だったようなのに、昨年、「シルバー」を演じた俳優が、特殊詐欺に加担した容疑で逮捕された、なんて報道があって、せっかくの名作の名前を汚してしまいました。
子供達のヒーローだった人が、夢を壊すような真似をして欲しくないですよね。
一方のアバレンジャーは、「恐竜」をモチーフにした、基本3人のメンバー構成。
自分も「VSデカレンジャー」の映像で見たことはあったものの、「3人戦隊」に余りなじむことが出来ず、気乗りもしなかったのですが、まさかこんなに玩具が売れているとは思いもしませんでした。
昨年、Vシネクストで20年ぶりに劇場公開もされたそうで、
きっと当時画面にかじりついていた子供達(いまやもう立派な社会人です)は、目を輝かせていたでしょうね。
自分も同じですが、子供の頃のヒーローは、いくつになっても心の中で、ヒーローとして生き続けるのですから。
第2位
忍風戦隊ハリケンジャー・131億円
出典:TELASA
アバレンジャーの前作として、2002年に放映が開始された作品です。
何だか思うに、この頃の世代の子たちが、一番玩具を買って遊んでたんですね。「ハリケンジャー」に「アバレンジャー」、そして「デカレンジャー」。
俗にいう「レジェンド商法」以前の作品が、こうしてランキング上位に食い込むのは、それだけ作品の質が高かった証左なのでしょう。
その名の通り、「忍者」をモチーフにした本作は、やはり3人戦隊で、流派の異なる他の忍者と共闘して悪を倒す、という一風変わった設定となっています。
また、「ハリケンジャー」の名前の由来は、当時公開されて人気だった「ハリーポッターと賢者の石」から来ているそうです。
第1位
獣電戦隊キョウリュウジャー・144億円
2位を10億円以上引き離しての圧倒的1位に輝いたのは、「キョウリュウジャー」です。
2013年に放映開始となった、恐竜戦隊ジュウレンジャー、爆竜戦隊アバレンジャーに続く「恐竜」モチーフの第三弾。
挑戦作だった前作(特命戦隊ゴーバスターズ)が振るわなかったこともあって、王道を行く、従来のスーパー戦隊路線に回帰した作品となっているそうです。
デカレンジャーでデカ・イエローを務めた木下あゆ美さんが、別役で再登場していたんですね。
知らなかった~。
ただ、なぜかこのシリーズでは、イエローがいなくなっちゃってるんですよね。赤・黒・青・緑・桃の5人で、女の子が一人の構成。
個人的には、爆発を背にポーズするときは、両サイドにピンクとイエローの女の子がいた方が絵になるのになぁ、、とちょっと残念でした。
ただ、玩具売上はリバウンド効果もあったせいか、100億円を割った前作の約1.5倍を記録。
「変身銃ガブリボルバー」とかいう、銃のおもちゃは、この売上を特に牽引した商品で、なりきり玩具としては、前年と比較して数量で約3倍、金額にして約4倍の売上を記録したそうです。
よほど人気があったんでしょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
みなさんのご贔屓にしていたレンジャーは、見事ランクインされていたでしょうか。
ただ、実際の人気や番組の視聴率が、玩具売上に直結するかというと、必ずしもそうとは言えない部分もあると思いますので、
このランキング自体は、参考程度にお考えいただけたらな、と思います。
ちょっと気になるのは、最近の戦隊ものが、2014年のトッキュウジャー以降、軒並み売り上げを落とし全てランク外となっていることです。
分かるところだけ並べても、
13位 【41作目】宇宙戦隊キュウレンジャー 91億円
14位 【40作目】動物戦隊ジュウオウジャー 88億円
16位 【39作目】手裏剣戦隊ニンニンジャー 78億円
18位 【42作目】快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
60億円
18位 【43作目】騎士竜戦隊リュウソウジャー 60億円
20位 【46作目】暴太郎戦隊ドンブラザーズ 56億円
21位 【44作目】魔進戦隊キラメイジャー 45億円
22位 【45作目】機界戦隊ゼンカイジャー 44億円
と、こんな感じ。
なんか、だんだん悪くなってると思うのは、私だけでしょうか。
子供の価値観が変わってきているのか、それともマンネリ化で飽きられてきているのか。
真相は分かりませんが、子供たちのヒーローが、徐々に関心を失われつつあるとしたら、寂しい事ですよね。
がんばれ!スーパー戦隊‼
コメント