フードファイターは何故太らない?その理由と健康との関係を調査!

ニンゲン観察モニタリング(TBS)に、爆食クィーン・海老原まよいさんが登場!

TBS放送のニンゲン観察モニタリングに登場する、新世代の爆食クィーン・海老原まよいさん。

「えびまよ」と呼ばれ、そのキュートなルックスと豪快な食べっぷりで、多くのファンを魅了する大人気の大食いタレントです。ユーチューブのチャンネル登録者数も86万人を超え、あの小柄で華奢な体型のどこに、あれほどの食べ物が入るのだろうと不思議に思われる方も多いのではないでしょうか。

今回は、爆食しても太らない、フードファイターの医学的根拠を調査してみました。

海老原まよいさんのパーソナル・データ

生年月日:1995年3月9日(29)

出身地:大阪府

身長:154cm

大食いのきっかけ:
ラーメン店の店員さんの「女の子は(大盛り)食べれないから並盛りにしなよ」の一言から。同店では並盛りが300gにもかかわらず、だんだんと食べる量が増え、茹で麺2kgを食べられるようになった

引用:Wikipedia

小さい頃から、毎食二人前くらい食べていたそうですが、中学生時代の、ラーメン店でのこのきっかけで大食いに目覚めたようです。

前職はイルカショーのトレーナーで、2020年10月2日にテレビ東京系で放送された 「大食い女王決定戦2020 爆食スター誕生!新人戦」で優勝したのをきっかけに、フードファイターの道を歩み始めたとのことでした。

体重などは明かされていない為、分からない部分もありますが、映像などを見る限りでは太っているなどとは微塵も感じられません。一体、どういうことなのでしょう。 

大食いしても太らない医学的な根拠

普通の人の場合だと、食べたものは栄養素となって身体に吸収され、血となり肉となるわけですから、量が多ければ必然的に身体に蓄積されていくはずです。では、なぜ海老原さんのような、華奢で小柄な人が常人以上の量を食べても太らないのか、調べてみるとどうも大きく2つほどの要素があるようです。

痩せ菌を多く持つ

大食いファイターが太らない理由について、痩せ菌を多く持つ可能性が高いと言われています。痩せ菌はビフィズス菌やバクテロイデスといった善玉菌の総称のことです。

痩せ菌は腸の運動を活性化させ、糖や脂質の吸収を抑えるという働きや新陳代謝を促進するという働きもあるのです。
そのため一般人と比べて、痩せ菌が多く太らない体質になっているのです。

食べたものが体内に長く蓄積されない

通常は食べたものを胃で消化したり、栄養を吸収する過程があるので、食べた物は胃で2〜3時間、油物だと消化に時間がかかり、4時間〜5時間は胃内部に止まります。

対する大食いの人は胃の出口にある弁が緩んでいて胃の中に長時間止めることなくすぐ排泄されます。

そのため、食べた物の栄養やカロリーがすべて身体に吸収されることがなく排泄され、たくさんの物を食べることができるのです。

 

また、太らないという根拠ではありませんが、大食できるという意味では、胃の膨らむ度合いが大きいという事も言えるようです。

一般的に、胃の大きさに関しては、そこまでの差はないようで、それではなぜ、あれだけの物が胃に収まるのか、というと、それは胃が膨張できる大きさにあります。

大食いの人は、胃が膨らむ度合が一般人とは桁違いで、とても柔軟性が高く、食べても食べても膨らんでいくという胃袋になっているため、あれだけの量が胃袋に収まるということなのです。

引用:福岡市渡辺通BeautifulDiet

太らない、または大食できる、というのは、主に体質上の理由によるもののようですが、では、フードファイトをされている方に健康上のリスクはないのでしょうか。

健康との関係は?糖尿病のリスク?

一般の人が大食いを続けていると、消化を行っている胃腸を酷使し、内臓疲労を招いてしまいます。 胃痛や胃もたれといった症状はもちろん、胃腸の働きが悪くなると、その影響は他の内臓にも及ぶようになります。 その結果、血液やリンパの流れが悪くなったり、肝臓や腎臓といった解毒をしている働きにも悪影響を与えます。

では、フードファイターの場合はどうなのでしょう。

調べてみると、昨年7月に大食いタレントの高橋ちなりさん(享年30)が亡くなられたと、同じ大食いタレントのもえのあずきさん(36)がXで報告されました。

高橋さんは昨年12月に自身のXで、「腰の圧迫骨折+拒食気味の為入院2週間目。」「ガンマGTP(肝臓)の値が平均は70とかなのに.、私2700とかで今度はそっちが原因で入院続くことになりました…」などと明かしていたようです。

実はこれよりもっと前に、2010年11月にテレビ東京の『元祖! 大食い王決定戦』などに出演していた、当時30代のある女性フードファイターが、過食嘔吐という摂食障害で施設入所しているとブログで明かしました。最低体重が27キロ(168センチ)になったと公表もしています。

名前などの個人情報は伏せられていますが、ブログには

「大食いビジネス、大食い選手権の虚像を明かし、これ以上沢山の人が苦しまないで済む事を祈りつつ・・・」

「怪物級に食べてもガリガリなのは、嘔吐で、消化吸収する前に出してしまうから」

「過食嘔吐の量やタイミング、吐き出す技術に長けたごく一部の『ベテラン摂食障害者』のみが、選ばれし『トップフードファイター』として華やかな世界で活躍できるのです。身体と心の健康を削りながら。」

などと綴っていたようです。

また、大食いと体への影響については、2016年に元フードファイターのジャイアント白田氏(44)が、テレビ番組で

胃が広がるとほかの臓器が後ろに行く。腸とかが後ろに来て後ろがボコって出るんです」などと暴露している他、

大食いYouTuberのもぐもぐさくらさんが、

昨年3月に死去した大食いタレントの菅原初代さん(享年59)が、亡くなるまで大腸がんを患っていたことを伏せていた理由を、病気が大食いと結び付けられないかを心配していたからだと明かしていたそうです。

引用:日刊ゲンダイ

こうしてみると、フードファイターの中にも、やはり摂食障害や、がんなどの重い病気を患ったりする人がいる、という事が分かります。

ただ、糖尿病に関しては、たとえ食べる量が少なくても、乱れた食習慣を続けていると、血中の血糖値が上がって罹患するリスクが高まったりするので、ここに直接的な因果関係はなさそうです。

まとめ

海老原まよいさんに関わらず、テレビ番組やYouTubeでも、大食いは人気コンテンツですから、放送する側としても、また出演するファイターの側としても、やめたくてもなかなかやめれない、というのが実情でしょう。

 

ただ、SNSでも《観てても全然面白くない》《身を削ってまでさせる事じゃない》《食べ物を粗末に扱っているようで気分が悪い》など、否定的な意見も散見される中で、今一度バラエティとしての大食いは、その意義を考えるべきなのかもしれません。

大食いブームの火付け役として活躍する一方、食べ方や食事のマナーの良さも話題を呼び、今やお茶の間に欠かせない存在となった、かつての“大食い女王”、ギャル曽根さんがこんなことをいっています。

「フードファイターの方々はアスリートのようだけど、私はアスリートではなく大食い。『もう食べたくなーい』って飽きちゃうこともありましたけどね、ギャルですから」

と笑いつつも、
「自分が主役じゃなくて、食べ物がどう映るか。フードファイトであっても、あくまで食べ物がメインだから」

勝ち負けを超越した、プロとしてのこんな楽しみ方、とらえ方が食事を楽しむ、人生を楽しむうえで必要なんじゃないかと思ってしまいます。

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