「にしたんクリニック」の西村誠司氏とは?その総資産と年収、「にしたん」の由来も知りたい

フジテレビの「オドオド×ハラハラ」で、「にしたんクリニック」を運営する西村誠司氏の、30億円の豪邸が披露されました。

プールや金のすべり台、滝の流れる中庭に露天風呂、サウナ、巨大なワインセラーなど、もはや家というより、どこかの商業施設といった方が良いシロモノですが、そんな豪邸を持つ西村誠司氏とはいったいどんな人物なのか、改めて調べてみました。

↑豪邸に植えられる、1本4000万円という南米原産のパラボラッチョの木。

西村誠司氏とは

プロフィール

本名:西村誠司(にしむら せいじ)
生年月日:1970年5月20日(54歳)
出身地:愛知県名古屋市
学歴:名古屋市立大学経済学部卒
職業:エクスコムグローバル株式会社・代表取締役
   STVVマーケティングアドバイザー
家族構成:妻、子供3人(息子2人、娘1人)

極貧の少年時代を過ごし、お金を稼ぐことの大事さを学んだ西村氏は、大学卒業後コンサルティング企業に就職、その後25歳で独立し、現在のエクスコムグローバル株式会社を設立、代表取締役社長に就任しました。

途中、コロナ禍で売上高の98%を失うという経営危機に陥ったものの、「にしたんクリニック」でのPCR検査事業という新たな分野への進出を試み、これが見事に奏功。テレビCMの効果もあって、同社は見事に最短で最大の利益を上げるという、V字回復を果たしたのです。

さらっと書いちゃうとこんな感じですが、今の成功の裏に、相当な苦難の道を歩まれてきたのが分かります。

パナソニックの創業者である松下幸之助氏「失敗したところでやめるから失敗になる。 成功するまで続けたら、それは成功になる」とおっしゃっています。

逆境の中から光明を見出す、その秘訣は、失敗を積み重ねてきた過去を糧にする、という事ですね。

マーケティング哲学

京都国際高校の優勝で幕を閉じた、今年の夏の甲子園。

福岡県代表の「西日本短大付属高校」の応援歌に、郷ひろみさんが歌う「にしたんクリニック」のCMソングが流れました。

同校が楽曲の使用をお願いして、実現したらしいですが、ネットでも大変な話題となりました。

西村氏の考えるマーケティングの基本というか、一丁目一番地は、ずばり「知名度」です。

人はどれほどいい商品であれ「名前を聞いたことがない商品」を簡単には選びません。

とにかく知名度を上げることが大事で、「悪名は無名に勝る」とまで言い切る氏の主張は、こうしたテレビCMの演出にも込められており、

タンバリンダンス編で「に~したんたん」と連呼する歌詞も、とにかく名前を覚えてもらうことを一番の目的としています。

なので、高校から応援歌としての使用許可を求められた時も、

「どうぞ、どうぞ」
「なんなら、応援しちゃいます」

てな、スタンスだったそうです。

しかし、何度見てもコミカルで楽しいCMですよね。
(3時のヒロインさん達が特にいい味出してる)

これも、「にし」と「たんたたん」しか言ってません。
しかも、クリニックと何のつながりもないし。

「にしたん」の由来

また、メディア戦略として意識しているのは「インパクト」であり、インパクトを高めるためには、幼児からお年寄りにまで伝わる「わかりやすさ」が必要だ、と説きます。

「にしたん」の、「にし」は、西村氏からとりましたが、「たん」というのは幼児言葉で、活舌的にも言いやすいため、「にしたん」ならば子供でもすぐに覚えて口にできるだろう、というのが名前の由来だそうです。

子供たちが、家庭で、何度もCMの真似をして踊ってくれれば、顧客となる親に対する格好の宣伝になるはずだ、との読みからです。

昔、ドリフターズの「8時だよ、全員集合!」で、テレビで流れる人気CMの真似を、ことあるごとにコントに取り入れると、メインのフレーズを会場中が大合唱する、などという風景をよく目にしましたが、あれと一緒ですね。

子供の心理と、顧客の属性や家庭でのシチュエーションをとらえた見事な戦略だと思います。

西村氏の総資産、年収は?

西村氏の個人資産は、ご自身が開設したTikTokで300億円と公開しています。

また、年収も3億6千万円と、給与明細を見ながら答えています。自社の売り上げが年商333億円ということですから、その1%弱をご自分の懐に入れている、ということですね。

しかし、大丈夫なんでしょうか。こんなん、公開して。

ひと月の所得税が1300万円超え?
地方税も200万円以上。。

1日当たり換算で、手取り約50万円って事ですよね。給与明細は見たことがない、っておっしゃってましたけど、これだけ収入があれば、いちいち細かく見る必要もないのかもしれません。

ちなみに、30億の豪邸や8千万のロールスロイスも、ご自身や社の知名度アップに貢献するための道具と考えているようで、

ゴールデンタイムのテレビ番組の尺で、細やかに紹介されることを広告換算すれば1億円近い価値が。また年間少し出るだけで数年で10億円を超える効果が期待できるとか。

今回のオファーも、最初から計算済みだった、という事ですね。

何ともすごい方だとしか言いようがありません。

まとめ

にしたんクリニックを運営支援する西村誠司氏は、様々な苦難を乗り越えて、総額30億円の豪邸を持ち、年収は3億円を超える大金持ちになりました。

その根底にあるのは、「知名度が何よりも大事」だという自身の経営哲学で、「にしたん」というネーミングも、そうした考え方から生まれたものでした。

一方、事業拡大の裏で「にしたんグループ」は、一人親家庭の支援や、基金を通じて病気や障害を持つ子供やその家庭への支援、医療現場や関連団体への慈善寄付やパートナーシップの形成を通じ、よりよい社会づくりを担う子どもたちを育む活動をしています

不遇を味わった子供時代があったからこそ、家庭の温かみの大切さや、人の心のぬくもりを子供たちに忘れさせてはならないと考えているのでしょう。

単なる成金主義者の売名行為、目立ちたがりなだけのタレント社長、ともすればそうした風評被害を負いそうに思いますが、

決して外面だけでない、きちんと人としての節度とポリシーを持った立派な経営者なんでしょうね。

今後のご活躍も期待していきたいです。

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